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「もう一個食べたい」が聞きたくて。 土づくりからこだわった「福田さんのみかん」

2021.10.10

■赤土を活かした、オーガニック、無農薬の果物づくり■

美味しいみかんをつくって皆さんに感動してもらいたい。

熊本県天草にある福田果樹園の福田さんは、

甘みと酸味のバランスを日々試行錯誤しながら果樹園を営んでいます。

 

一番のメインは土づくり。天草地方はもともと赤土で、その特性を生かしつつ

生態系を作っていくことが果物づくりは大事なんです。

月に数回、栄養のために酵素や酵母菌などを入れつつ、天草の海水も人間の塩分濃度に薄めて撒いています。

食べてもらった感想を聞くのも面白く、「もう一個食べたい」と言われると本当に嬉しいですね。

 

■美味しい蜜柑をつくるのは秘伝のタレ?■

果物をつくる上で苦労する点は、とにかく土づくり。

果物は野菜と違って、耕せないので、何年も継ぎ足し継ぎ足しする秘伝のタレのようなイメージです。

良い土にして生態系をつくっていくのに何年もかかります。

そして土には、いろんな虫がバランスよくいることが大事なんです。

日々観察ですね。

また、農薬を使わないので、草取りも大変ですが、美味しい蜜柑ができた時には、

そんな苦労も吹き飛びます。

■オーガニック、無農薬が特別でない未来を■

権利や大手の利益、大きな存在はいますが、もっと沢山の人に手に渡ってほしいですね。ただ、地方農家は人手不足や送料の問題など、大きなハンデを背負っています。

ロスにならないように、なるべく試行錯誤していますが、送料が高いと破棄をするしかなく、作り手としては残念で悲しくもあります。

■フードロス削減のために、摘果みかんをドライフルーツにして販売■

摘果みかんは、沢山樹に実っているみかんから、数を間引きしたみかんの事です。これは収穫期のみかんの大きさや品質、また、樹を丈夫に維持していくために必要な作業なのです。

摘果みかんは、まだ青い状態の時に間引きされ「青みかん」とも呼ばれています。その多くが捨てられていましたが、最近では様々に利用する取組みも増えてきました。

 

フリフルショップでは、廃棄予定だったものを、ドライフルーツにして販売しています。香りも良く、程よい酸味も残っているので、紅茶に浮かべたり、レモンウォーターのようにして飲んだり楽しんで頂ければ嬉しいです。

 

摘果みかんドライフルーツはコチラ

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