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ご自宅に届いてからも鮮度が続く!日持ちで食品ロス削減を目指すまゆみ農園の「菊陽ニンジン」

2021.05.26

 

■熊本県菊陽町で400年続くまゆみ農園■

熊本県菊陽町は、土壌や気象がニンジン栽培に適しており、古くからニンジンの生産が盛んな国の指定産地です。この地で400年続くまゆみ農園で栽培しているのは、甘くてみずみずしいニンジン。「菊陽ニンジン」と名付け、全国に出荷し続けています。

 

■“日持ち”で食品ロス削減!その秘訣は急速冷蔵■

私たちが生産するのは、甘くみずみずしい味わいが長持ちする「菊陽ニンジン」です。一般に、ニンジンは長く保存すると乾燥が進み、食感が悪くなってしまいがちな野菜です。野菜室でカサカサになったニンジンを発掘した経験は、ありませんか?私たちは、お客様のご自宅に届いてからもおいしさを長持ちさせることが食品ロスを削減する一つの方法と考え、収穫後2ヵ月は鮮度を保てる仕組みを農園内につくりました。

 

特にこだわっているのが、貯蔵方法。収穫後、土付きのまま5℃の冷蔵庫で急速冷蔵します。翌日、地下100mから汲み上げた天然水でニンジンを傷つけないように、柔らかいブラシで洗浄・選別。その後は0.5~0℃で冷蔵保管しています。どのタイミングでも、新鮮なニンジンを出荷できることが、私たちの強みです。

 

■農園を愛するスタッフと共に、ニンジン嫌いを減らしたい■

まゆみ農園を率いる代表は、女性です。働くスタッフも女性が多く、子供がいる方でも働きやすい環境を目指しています。先代である父の代から支えてくれる従業員も多く、まゆみ農園と「菊陽ニンジン」に愛を持って接してくれるスタッフが揃っています。人間関係の良い職場であることが自慢。そんな環境で愛情をたっぷり受けて育つニンジンは、甘みがあり、生でも食べられるほど新鮮です。

 

その理由は、土づくり。冬と夏に土を深く耕して入れ替えることで、1年中生き生きとした土で、安心安全に育ちます。現在まゆみ農園で栽培しているのは、冬ニンジンが4品種・春ニンジンが3品種。1年中いつ食べても美味しいを実現し、お客様からも「生で食べると美味しい」「今まで食べてきたニンジンとは違う」とのお声をいただいています。ニンジンが嫌いな方、お子様にこそ、ぜひ一度、お試しいただきたいです。

 

■「菊陽ニンジン」を無駄なくまるごと味わってほしい■

最近は、食品ロスへの関心が高い方が増えてきたように感じます。これまで捨てられてしまっていたニンジンの皮や頭を煮出して出汁として活用するベジフロスなど、ニンジンを丸ごと美味しく食べる方法が浸透していくことは、生産者としてもとても嬉しいです。ご家庭にお庭がある方は、それらの生ゴミを肥料化して家庭菜園をやってみるのもおすすめですよ。

 

私たちが望むことは、ニンジンが嫌い!という方にも、まゆみ農園のニンジンを食べていただくこと。欲を言えば、好きになってもらいたいです。そして、ニンジンの美味しい驚きをきっかけに食卓の会話が増え、笑顔が生まれる場所を一つでも増やしたい。種屋さん、資材やさん、従業員、バイヤーさん、そしてお客様。関わってくださる方は、たくさんいらっしゃいます。皆様への感謝を忘れずに、これからも安心・安全・美味しいニンジンを提供し続けます。

 

株式会社まゆみ農園

http://mayuminouen.com/

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