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かなり早い6月の梅雨明けが発表されました!
☀️6月梅雨明け──空は夏色、心は半分だけ晴れ模様
2025年6月27日、気象庁が「九州北部が梅雨明けしたと見られる」と発表しました。
6月中の梅雨明けは、近年ではかなり早い部類に入ります。(6月は初めてのような気も?)
朝から夏の雲、入道雲が。陽射しは強く、セミの声もちらほら聞こえてきそうな暑さ。
「もう夏が来た」と、肌で感じる日でした。
けれど畑にいると、素直に「うれしい」とだけは言えないのが正直なところです。
🌱“乾きの夏”が始まる予感
今年の梅雨は、振り返ってみると「まとまった雨が少なかった」という印象が強く残ります。
一部で強い雨はあったものの、しっとりと長く土を潤すような雨の期間は長続きせず、、。
これから続く真夏日。
かぼちゃにとっても、人にとっても、体力勝負の季節が始まります。
☑️ 地中の水分が足りているか?
☑️ 高温によるつる焼けや根のストレスは?
☑️ 雌花・果実の肥大に影響は出ないか?
こうした“目に見えにくいリスク”と向き合いながら、畑では日々、水の管理が始まっています。
🌤一方で、気になる「8月・9月の雨」
個人的な体感として──
ここ数年は梅雨明けが早い年ほど、8月・9月に再び雨が増える傾向を個人的には感じています。
少雨の帳尻を合わせるように。
“戻り梅雨”や“秋雨前線の早期活発化”。
一時的な豪雨や、長雨がこの時期にずれ込むことも珍しくありません。
そしてそれが、秋作のかぼちゃにとっては、少なからぬリスクになります。
🍂秋作かぼちゃ、8〜9月播種の悩ましさ
秋に向けてのかぼちゃ栽培は、7月下旬〜9月初旬の播種が基本。
ちょうどその頃、台風や長雨の可能性が出てくると──
☑️ 播種後すぐの豪雨で種が流れる
☑️ 発芽時期の湿害で根が弱る
☑️ 晴れ間がなければ交配が進まず、着果率も下がる
など、“初期のつまずき”が大きなロスを招きます。
さらに、オーガニックの栽培では「風通し・乾き・土の状態」がモロに影響するため、天気の読み違いは致命的になりかねません。
🧑🌾2025年夏秋作──「水とタイミング」の両面読みが鍵
今後の課題は明確です。
・7月:乾燥をどう乗り切るか?うどんこ対策は?
・8〜9月時間がない中で土づくりどうするか
梅雨が早く明けたということは、スケジュールの前倒しも可能。
けれど、それを「追い風」にできるか「落とし穴」になるかは、ここからの判断次第です。
最後に
> 空の青さだけで、今年の夏を判断しないようにしたい。
> 風の変化、雲のかたち、朝の湿度──小さなサインに気づけるかどうかが、きっと未来の収穫につながっていく。
畑は今日も、静かに、にぎやかに、生きています。
この先の夏、そして秋。
「実り」に向けた物語は、まだ始まったばかりです。
熱中症には気をつけます!!