食品ロスを考える FURIFURU(フリフル)

ニュース

©2021 FURIFURU

Instagram facebook twitter

【気になる】今月の主要野菜の価格はどうなる?高騰は続く?

2024.06.05
野菜野菜価格高騰

今月の主要野菜の価格はどうなる?高騰は続く?

2024年6月における主要な野菜の価格動向について、詳しく解説します。各野菜の価格変動の背景には、気象条件や農業生産の地域特性が大きく影響しています。以下では、5月の動向を振り返りつつ、各野菜の主産地とその生育状況に触れます。

 

1. たまねぎ 主産地:北海道 6月のたまねぎの価格は依然として高値傾向です。昨年の気象条件の影響で供給が不足しており、市場での引き合いが強まっています。北海道産のたまねぎは、特に保存が難しいため、供給が不安定になることがあります。5月にはたまねぎの出荷が増加し価格が一時的に落ち着きましたが、全体的な供給不足が解消されず、6月も高値が続く見込みです​ (MAFF Japan)​。

 

2. ばれいしょ(じゃがいも) 主産地:北海道 じゃがいもは6月に平年並みの価格で推移する見込みです。主産地の北海道では生育が順調で、5月も安定した供給が続きました。昨年の夏の高温や台風の影響で一部地域の生産量が減少しましたが、全体的には供給が安定しているため、価格も安定しています​ (SMART AGRI(スマートアグリ))​​ (MAFF Japan)​。

 

3. さといも 主産地:千葉県、埼玉県 さといもの生育は低温の影響で遅れが見られますが、大幅な出荷減少は見込まれていません。千葉県や埼玉県では、さといもが冷涼な気候を好むため、温暖化の影響を受けやすいです。5月には一時的な供給不足がありましたが、6月には平年並みの価格で推移する見込みです​ (SMART AGRI(スマートアグリ))​​ (MAFF Japan)​。

 

4. 大根 主産地:千葉県、茨城県 大根は天候不順により高値傾向が続いています。特に春先の冷涼な気候や夏の高温が生育に影響し、5月も価格が高騰しました。主産地の千葉県や茨城県では、生育が不安定なため、6月も高値が続く可能性があります​ (MAFF Japan)​。

 

5. ピーマン 主産地:宮崎県、鹿児島県 ピーマンも高値傾向が続いています。主産地の宮崎県や鹿児島県では、温度管理が難しく、特に高温に弱い作物であるため、供給が不安定になることがあります。5月には生育遅れが見られ、6月も高値が続く見込みです​ (MAFF Japan)​。

価格高騰の要因

野菜の価格高騰の主な要因として以下が挙げられます:

  • 気象条件:昨年の夏季の高温や秋の台風による野菜の生育不良や収量低下が影響しています​ (MAFF Japan)​。
  • 輸送費の上昇:ガソリン価格の上昇や国際的な事象による輸送費の増加が小売価格に反映されています​ (MAFF Japan)​。
  • 農業組合や個人農家の決定:地域や農産物の種類に応じた価格設定が市場に影響を及ぼします​ (MAFF Japan)​。

今後の見通し

野菜の価格は天候や需給の変動によって左右されるため予測が難しいですが、平年並みの収穫が期待されるため、価格が徐々に安定する可能性があります。さらに、梅雨の影響も考慮する必要があります。梅雨の長雨や湿度の高さは、一部の野菜の生育に悪影響を与えることがあり、特に根菜類では腐敗が進む可能性があります。これにより、供給が不安定になり、価格が一時的に上昇することも予想されます​ (MAFF Japan)​​ (VEGETAN)​。

 

参考リンク

一覧に戻る