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いつもお世話になってる福田果樹園さんが、立命館大学の学生団体「カノール(食の生産者と学生をつなぐ)」さんと「地域の魅力発信×農業体験」をコンセプトとしたボランティア企画をクラファンをスタートしましたのでご支援お願いします!

2024.07.29

 

プロジェクトの紹介(下記クラファンページより転載)

こんにちは。福田果樹園の代表をしております、福田智興と申します。熊本県の苓北町で「食べた人が元気になれるものを作りたい」という思いから、農薬や化学肥料に頼らない農法を取り入れ、柑橘、露地野菜、水稲などの栽培に取り組んでおります。また、「農業から町を元気にする」を企業理念としてかかげ、日々奮闘しております。私が住む苓北町は、熊本県の南西部に点在する天草諸島のうち、最も大きな島である天草下島の北西端に位置しています。海はもちろん、西海岸に沈む夕陽もとても綺麗な町です。昔は良質な石炭が採れていたことから炭鉱で栄えた町でもありました。人口は多い時で17,000人程居たそうです。現在では、人口は約6,300人程度(R6年3月時点)まで減少し、過疎化が進む地域となっています。

このプロジェクトで実現したいこと

立命館大学の学生団体「カノール(食の生産者と学生をつなぐ)」さんと「地域の魅力発信×農業体験」をコンセプトとしたボランティア企画を計画しました。

プロジェクト立ち上げの背景

「生産量を増やしたいけど、人(働き手)がいないから出来ない」
これは最近、私がよく農家仲間の皆さんから耳にする言葉です。
この言葉が私の心にはずっと引っ掛かっていました。

そのため、「『働き手』さえ確保出来れば、生産量を増やす事が出来て、農家さんの収入も安定し、後継したい気持ちになる若者が増え、次第に人口も増えるんじゃないか」などと考える様になりました。

地方を訪れる人々の大半は、「観光」もしくは「里帰り」。そうなると可能性としては「観光で訪れた人がボランティアで農作業を手伝ってくれて、さらに参加してくれるボランティアの人が負担なく参加できる仕組み作りが出来れば、農家さんも喜ぶし、観光客も増えるのではないか」そんな事を考えていましたが、実現するためにはどうすれば良いのか判らず、もやもやとした日々を過ごしていました。

そこへ一昨年、苓北町が実施したタイミートラベルを活用し、福田果樹園へ立命館大学の学生さんが、農作業と観光をセットにしたプランを活用し、作業に従事してくれた事がきっかけで、立命館大学の学生団体のカノールさんの活動を知りました。

「カノール」さんは、「食の学び」を知識だけでなく現場で農業体験を通してそれぞれの気づきを得る事を目的として農業ボランティア(縁農)の活動をされています。学生と生産者をつなげるコミュニティとしての役割を果たし、参加した学生は生産者と一緒に農作業をする事によって、農産業フィールドを身近に感じることができています。

そして、この時参加された「カノール」の学生さんから、「今後、活動の受け入れをしてくれるホストをお願いできないか」との提案がありました。学生たちの真剣な気持ちにこたえたいという思い、さらにはかねてからの私の思い(観光+農業ボランティア)とも重なる部分があったことから、立命館大学の学生と苓北町の農家との「縁農ボランティア企画」を一緒にやっていく事になりました。

現在の準備状況

この企画を実現するためには、「参加者の負担を軽減する事」が必須でした。

参加するのは大学生。カノールさんの拠点は関西。関西から天草までの交通費が一人当たり40,000円、宿泊代が1泊7,700円で1週間滞在するので、46,200円という事は、1人当たり86,200円は必要になります。これだけの負担はさすがに大学生にとっては大きな負担となるため、これを軽減するためにどうするかがとても重要なポイントでした。

まずはじめに取り組んだのは協賛金・寄付金を関係団体や取引先、農家さんなどにお願いして回り、資金を募りました。それから、農産加工品を持っている地元の農家さんに協力をお願いし、農家さんの商品の物販をする事で得た利益の一部を資金に充てました。そしてホストを受けてくれる農家さんを探し、受け入れをお願いし、受け入れ農家さんから少し負担していただきました。あと足りない分は私と学生さんで負担するという形で、何とかこれまで3回の実施をする事が出来ました。

しかしながら、個人で資金を募っていくのはとても大変で、農作業の合間を縫っての資金集めはそろそろ限界を迎えています。

そこで、今回4回目を実施するに当たり、クラウドファンディングを活用し、この活動を多くの人に知っていただくとともに、資金を募る事が出来たらと考えています。

リターンについて

当園の農産物や農産加工品のほか、天草の信頼できる農家さんが作る農産加工品のセットなどご準備しています。いずれの商品もこだわりがあり、人気の商品ばかりです。
・野菜セット
・Order shefドレッシングセット
・ジュース・ジャムセット
・オリーブ茶&ジャムセット
・ジャムソース&ゼリーセット
・オリーブ茶パスタセット
・オリーブ茶素麺セット
以上の商品をリターンとして準備しております。

ご協力いただく農家さんのご紹介
①ミナクルファーム
「身体に良くて美味しいものを作りたい」そんな思いをいだき、新規就農され、過疎化と耕作放棄の地方で「家族農業」を再生したい。健康食材として知られているいちじく、オリーブ、ブルーベリー、ハーブなどを生産から加工まで丹精込めて手作りしています。

②福田さん家のオリーブ園。
社訓に「感謝」を掲げ、「大切な人が笑顔になって欲しい」そんな想いから、農薬に頼らず、乳酸菌生成エキスやミネラルを肥料として、オリーブや野菜を栽培しています。オリーブの果実も葉も身体に良く一人でも多くのお客様がオリーブで笑顔になって欲しいと願っています。

③山下果樹園
天草の暖かい日差しと海風を活かし柑橘の産直を行っています。長年培った確かな技術と乳酸菌で発酵した肥料等を使用、より自然に近い味を目指し栽培を心がけています。加工品は旬の原料を使用し、手作業で丁寧に仕上げています。柑橘、加工品とも「本物の果樹園だからこそ出来る逸品」です。

スケジュール

第4回縁農ボランティア企画のスケジュール
(参加者6名の予定)

8/30 移動日
8/31 農作業
9/1   観光
9/2   農作業
9/3   農作業(農家さんとの意見交換会)
9/4   農作業
9/5   移動日

積算

交通費 40,000円×6名=240,000円
宿泊費(3食付き) 7,700円×6日✖6名=277,200円
合計 517,200円

スケジュール

8月下旬  クラウドファンディング 終了

9月下旬 リターン発送開始予定

最後に

私は、この企画を通して色々な気づきに出会いました。
少子高齢化が進み、大学も無いこの地域では、「大学生」が居ません。

学生が一緒に働いてくれることで、いつもの職場が明るくなります。自然と会話も増え、職場の雰囲気が本当に良くなったと感じました。きつい仕事も笑顔が増えるとそんなに疲れを感じないのかも知れません。そして、「まだまだ若いものには負けんばい」という張り合いも出て、職場が活気づきました。

そして何より、若いスタッフにとっては大きな刺激にもなり、指導をしながら作業をするという貴重な体験もさせていただく事が出来ました。そのため、少し仕事に対する意識も変わり、今までとは違った視点で物事を考えられる様になり、少しずつ行動も変わってきているなと感じています。

さらに、苓北町の観光をしていただく中で、学生さん達が撮った写真をSNSなどで投稿し、町の宣伝をしてくれることで、多くの方に知っていただくきっかけにもなりました。

何より私自身、苓北町の魅力を再発見出来たように思います。見せ方を変えるとまた違った景色になりますし、新たな観光のスポットを見つけたり、インスタ映えするスポットなど地元に住んでいるとその良さに気づけなかった事など、本当に勉強になりました。

また、期間途中で行う農家さんとの意見交換会も好評でした。仕事が忙しいと地域の農家さんと話す機会も無かったのですが、「お客さんが来てくれているのなら」と快く集まってくれて、わきあいあいとした交流で地域の農家さんにも元気のお裾分けが出来ました。

●以下は参加した学生さんからいただいた感想やご意見です。

・農業という食の原点に実際に関わることで、今まで以上に食への関心や愛着が深まりました。 規則的な生活と食事、全身を使って作業をするため、心身ともに健康的な毎日を送ることが出来ました。

・収穫した野菜や果物、卵などを様々なレシピで食べることができ、とても新鮮で美味しく農作業を頑張るモチベーションになりました。

・農業は思ったよりも大変なことも多かったですが、それ以上に農業の楽しさを感じられました。農家の人はすごいです。普段何気なく口にしている農作物のありがたみやおいしさに、改めて気づかされました。苓北町の自然の素晴らしさにも感動です。

・天候や注文状況に応じて作業の計画を立てたりそれを変更したりすることがとても大 変そうだと感じました。夏の炎天下での作業はこまめな休憩なしではやっていく事が出来ず大変さを身をもって 実感する事が出来ました。

・消費者が喜んでくれる姿を実際に見れたり、そのような声を聞いたりすることが励みにな って頑張れるのだということが話を聞いていて分かったし、モチベーションの大事さを実 際に作業してみて感じました。

◎地域の人との交流から感じた事など

・農業の現状や課題点、やりがいなどを聞くことが出来るため改善のためにカノールとし て考えることが出来た。人間関係を大切にし、お互いに助け合ったり収穫物などのおすそ分けなどをしていて、とても暖かみを感じられる町だと思った。

・事実として学ぶ教科書の知識ではなく、農業の課題やマーケティング方法を直接聞くことができ、深い学びを得られていると感じた。

・ 地方での農業はかなり人手不足であることを知りました。

・自分たちが作っているおいしい野菜や果物などの農産物をどうにかして守っていきたい という思いが交流の中でとても感じられた。若者があらゆる形で町と関わりを持つことを望んでおられることがわかった。

◎「縁農」について

・普段何気なく食べている物が、どれほどの苦労があって私たちの元に届いているのかを知る機会になるので、1 週間という短い期間でもとても貴重な経験ができる。

・春の縁農で初めて天草に行かせてもらったのですが、改めて日本には私の知らない素敵な場所がまだまだあることに感動しました。縁農では、普段出来ない農業体験をして短い時間の中でも農家さんの苦労があるからこその農作物であるということを体で感じることが 出来ました。また、それだけではなく福田さんの家族や地元の方々と直接触れ合う機会が沢山あり、今後への良い刺激をもらえました。

・山も海の自然の幸に溢れる天草を感じることができ、このような素敵な街を他の人にも是非知ってもらいたいと思いました。また機会があれば、縁農でなくても行きたいです。

「また来ます!!」
その言葉を最後に、皆笑顔で帰路につきます。
今度は家族と一緒にまた訪れてくれたなら、こんな幸せな事はないですね。
どうか、この企画にご支援をよろしくお願いいたします。

支援金の使い道集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • リターン仕入れ費
  • 学生の交通費及び滞在費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

コチラ↓のリンクからご支援ください

https://camp-fire.jp/projects/view/778616

 

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